国立公園の利用上のマナー
多くの方に楽しく利用していただくために、国立公園内では自然を大切にすることを心がけ、次のことに気を付けましょう。
ゴミは捨てずに持ち帰りましょう。
動植物をとらない、野生生物に餌を与えないようにしましょう。また、他の動植物を持ち込まないようにしましょう。生態系のバランスが崩れるだけでなく、次に訪れる人がそれらの動植物を見られなくなってしまいます。
国立公園内にいなかった植物が侵入すると、どうなる?
事例:裏磐梯地区
外来植物が侵入し、在来種に影響することも
五色沼自然探勝路や桧原湖などでは、特定外来生物であるオオハンゴンソウやオオキンケイギクなどの生育が確認されています。これらは繁殖力が強く、国立公園内の生態系等への影響を及ぼす恐れがあることから、地元NPO団体やパークボランティア活動、企業活動等により、防除活動を実施しています。


訪問者ができることって何だろう?
靴底を洗う&洋服を粘着テープできれいにしてから国立公園に入る。
外来生物を持ち込まない。
見つけたら抜けばいいの…?
特定外来生物は生きたまま運搬することは法律で禁止されています。見つけたら、その場所の管理者や行政機関に相談しましょう。

木道や歩道から外れずに歩きましょう。木道や歩道を歩くことで、道迷いを防ぐだけではなく、植物が踏み荒らされ、土が削られることによる自然環境の変化を防ぎます。
あちこち自由に歩いてしまうと、どうなる?
事例:安達太良山
登山道脇の裸地化が深刻化


写真のように、登山道の水はけが悪く、泥を避けて歩くことにより登山道が広がってしまい、登山道周辺の裸地化が進んでいる地点があります。環境省では、安達太良山や西吾妻山で、有識者や地元団体、自治体とともに、植生側への登山者の侵入を防ぐため、ロープや平石の位置を変更するなど、補修作業を実施しています。
訪問者が できることって何だろう?
登山道から外れないで歩く
その山の植生を知り、踏まないよう注意する
補修作業に参加してみる
喫煙・たき火は指定の場所で行いましょう。
国立公園内の施設は自然の中にあるため、自然の地形などを利用して作られています。怪我などには十分気を付けて、自己責任の範囲内で歩道など各公園施設を使用しましょう。
磐梯朝日国立公園にはツキノワグマが生息しています。クマとの自己を避けるために、不意の遭遇 が起こらないようご注意ください。裏磐梯ビジターセンターでは、熊鈴のレンタルを行っています。
▼熊鈴レンタル

磐梯山の山頂や登山道にはトイレがありません。登山前にトイレを済ませてから登るようにしてください。また、弘法清水の休憩小屋にて、携帯トイレを販売している他、携帯トイレブースも設置されているので、こちらを利用してください。

